「ペースメーカーをつけたままどの程度の運動ができるの?」
「そもそもペースメーカーをつけて運動しても大丈夫?」
など、ペースメーカーの植込み手術が決まったものの、はじめてのことでその後の生活にどんな制限がかかるか心配ですよね。
基本的に、基礎疾患がない方は術後1〜3ヶ月経過すればほとんどの運動が可能だとされています。
とはいえ、運動するにあたってはいくつか守るべき注意点があるのは事実。
この記事を読めば、ペースメーカーをつけている方でも安全に運動できる方法がわかります。
また、たとえ基礎疾患で制限があったり足腰に傷みを抱える方やご高齢の方でも「あしふみ健幸ライフ」なら室内で運動が可能です。電気を使わないので、ペースメーカー入植後も安心して使えます。
ペースメーカーは、脈拍が遅い病気の治療に使われます。脈が遅くなったとき、心臓の代わりに命令を出す人工臓器の一種です。
発振器とリード線から構成されています。
発振器から一定のリズムで心臓に電気刺激が伝わり、それにより心臓が拍動する仕組みです。
不整脈により心臓の拍動が回復しなければ、失神による事故や最悪の場合には突然死することもあります。
不整脈による失神やめまい、息切れ等の治療にはペースメーカー以外に薬物療法があります。
しかし薬物療法では効果が安定しないうえに別の不整脈も起こりやすくなるため、安定した効果が期待できるペースメーカーが推奨されているのです。
ペースメーカーの移植手術は体への負担が極めて少なく、高齢者や重い病気を持つ患者にも安全におこなえるメリットがあります。
ペースメーカーを必要とする人は、不整脈が起こり脈拍が極端に遅くなっている人です。これを徐脈といいます。目安として、1分間に拍動が50回未満が徐脈と判断されます。
身体に出る特徴としては、極度に疲れやすい、息切れやめまい、だるさ、失神などの症状があります。
ただし徐脈だからといって、全ての人がペースメーカーを必要とするわけではありません。
徐脈の自覚症状があったり、重症度が高い場合にペースメーカー治療を検討することになります。
徐脈の主な原因は大きく分けて2つ、「洞不全症候群」と「房室ブロック」です。
洞不全症候群:洞房結節は心臓が規則的に拍動するための電気を送る器官で、右心房にあります。この洞房結節に異常が出て、心臓の収縮の命令を出す回数が極端に少なくなるのが「洞不全症候群」です。
房室ブロック:房室結節は洞房結節で作られた電気の流れを調整し、心室に伝達します。
この房室結節に異常が生じ、心臓の収縮に必要な電気の命令が心室にうまく伝わらなくなる状態が「房室ブロック」です。
大前提として、基礎疾患があるペースメーカー患者とそうでない患者とで運動負荷の制限は変わります。
基礎疾患がないペースメーカー患者は基本的には1〜3ヶ月経過すれば、マラソンを含むたいていの運動をしても問題ないとされています。ただし、いくつか注意点があるので、後の「安全に運動するための注意点」もあわせてご確認ください。
また術後1〜2ヶ月は植え込み側の腕を肩より高くあげないようにするなどの制限もあるため、医師の指示に従いましょう。
一方、疾患のある方はさらに制限がかかります。以下の表は基礎疾患のある方の運動制限について、日本循環器学会の資料からまとめたものです。あくまでも目安としてご覧いただき、最終判断は担当医師と相談のうえ、おこなってください。
【基礎疾患のある場合の運動の制限】
基礎疾患 運動の制限 心筋症 重症不整脈の発生が想定される場合には運動制限が必要。肥大型心筋症、拡張型心筋症、催不整脈性右室心筋症、心筋炎後でICDを植込んだ場合は、競技的スポーツは禁止(ヨーロッパ心臓病学会の推奨)。 虚血性心疾患 競技スポーツは禁止。
中等度までのレクリエーションスポーツは可能。不整脈疾患 先天性QT延長症候群やカテコラミン感受性多形性心室頻拍患者では競技スポーツは禁止。ただし、レクリエーションとしては中等度まで可能(水泳やダイビングは禁止)。
Brugada症候群や特発性心室細動、先天性QT短縮症候群などでは一部の競技的スポーツ(I AB)は可能。
引用元: 一般社団法人日本循環器学会「ペースメーカ,ICD,CRTを受けた患者の社会復帰・就学・就労に関するガイドライン(2013年改訂版)」
基礎疾患のないペースメーカー患者が1〜3ヶ月以降にたいていの運動はOKだとされています。ただし全ての運動が可能というわけではなく、その場合のおもな注意点は以下の通りです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
身体的な接触がある運動は、発振器やリードを損傷するおそれがあるので避けましょう。
たとえば柔道やボクシングなどの防具をつけない格闘技や、ラグビー、サッカーなどの体が激しくぶつかるおそれのあるスポーツです。
ペースメーカーの植込み部分を圧迫する運動は避けましょう。
例えばドッジボールや、腹部にペースメーカーを植え込んでいる場合は鉄棒もペースメーカーを損傷するおそれがあります。
また水泳は、水深20m以上潜水すると水圧がかかるため避けたほうがよいとされています。
腕を激しく使う運動は、程度によってリードを損傷するおそれがあります。
腕は植込み位置に近いため、特に上腕の力を必要とする運動ではリードへの負荷が通常よりも増すからです。
たとえばテニスや水泳もリードの過伸長が懸念されるので、医師と相談のうえ検討しましょう。
その他、ぶらさがり健康器も腕を激しく伸ばすので避けたほうよいとされています。
携帯電話を使用する際は、ペースメーカーが植え込まれている部位から15センチ離せば問題ありません。
ペースメーカーは電子機器なので、強い電波や磁気によって作動不良を起こす可能性があるからです。
植込んだ側と反対側の手で使うと15センチは離せるので安心です。
車の運転には制限はありません。ただし、ボンネット部分を開いて体をエンジンに近づけるのは危険です。
ペースメーカーの刺激が停止し、失神することも起こり得ます。
ほかにもシーベルトを植え込み部分に当てると、急ブレーキをかけたときペースメーカーに強い負担がかかります。
あらかじめクッションなどで強い圧迫を防止しておくとよいでしょう。
基本的に、自動車や電車、飛行機による旅行は問題ありません。ただし、オートバイでの旅行はペースメーカーのレートが上昇するリスクがあるので避けるとされています。
飛行機に乗る場合、ペースメーカーが空港の金属探知機に反応することはあるので、ペースメーカー手帳を提示しましょう。
入浴は44〜41度ほどの温めのお湯に10〜20 分程度が推奨されています。
熱過ぎるお湯は、心拍数を上げるおそれがあるからです。
同じくサウナも長時間入らないほうがよいでしょう。
電気風呂はペースメーカーに影響を与えるおそれがあるので、医師と相談しましょう。
電気や磁気を使用する機器の中には、ペースメーカーに影響を及ぼすものがあります。
たとえば、全自動麻雀卓は常に磁気を発しているため遊戯するのは避けたほうがよいとされています。ほかにも溶接機や動力チェーンソーなども影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。
とはいえ、ほとんどの電気製品はエネルギー場が弱いのでペースメーカーに影響がありません。肝心なのは、機器の近くでめまいやふらつき、動悸など体に異常を感じたらすぐにその場を離れることです。
参照元:日本心臓学会「ペースメーカー植込みについての説明事項」
ペースメーカー入植後は、いくつかの注意点を守りさえすれば1〜3ヶ月後から運動が可能です。人によって症状や基礎疾患が違うため、ご自身がどの程度まで運動できるかどうかは医師の判断によります。
制限により運動不足が気になる患者さんや、運動による負荷が不安な方、ご高齢の患者さんには、家にいながら足腰を動かせる健康器具の使用がおすすめです。
とはいえ健康器具を使う場合も、電動の器具には使用に制限がかかります。たとえば、電動式のステッパーなどはペースメーカー患者の使用を禁止しているものがほとんどです。
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