足や股関節に広がる鈍痛。
チクチクする痛みやズキズキする痛みと違い、ゆっくりと広がる鈍痛は生活の質=QOLを大きく低下させてしまうものです。しかも鈍痛の場合、原因を探しても自分自身で見つけられないということもありますよね。
原因がわからない鈍痛が長期間続いていると
💬「治らない病気だったらどうしよう」
💬「気のせいって片づけるのは簡単だけど…もしかたら…」
と不安になるものです。
結論を言うと、足や股関節の鈍痛にはさまざまな原因が考えられるため、
病院で検査しないと治る病気なのか治らない病気なのかを判断できません。
急ぎの治療が必要な場合も多く、まずは病院を受診して医師の指示をあおぐのが大切です。
しかし、鈍痛は簡単に治せるものではありません。投薬治療を長期間続けなくてはならない場合もあります。
💬「だったらどうすればこの痛みから抜け出せるの?」
💬「痛みを和らげる方法はないの?」
足や股関節に広がる鈍痛の軽減には「運動」が効果的なのをご存じですか?
たしかに鈍痛がある状態で運動をするのはかなりの苦痛が伴います。ですが、運動をしないという選択をすることで、より鈍痛が悪化する可能性が高くなる、もしくは薬なしでは生活もままならない状態が長く続いてしまうのです。
「痛みのない運動」に最適なのが、座ったままの運動を可能にする
『あしふみ健幸ライフ』を活用した『足ふみウォーキング』
です。
本コラムでは「足や股関節に広がる鈍痛対策」をテーマに『あしふみ健幸ライフ』を活用した『足ふみウォーキング』がいかに鈍痛に効果的なのか?ということについて、くわしくお話ししていきたいと思います!
痛みを軽減して健康な生活を送るためにお役立てください。
鈍痛の原因は、病気などによる体へのダメージ以外にもあります。
「痛み」が発生する原因と鈍痛が生じるメカニズムについてご説明します。
痛みについて考えるにあたって「痛み」の定義を見ていきましょう。
痛みは2020年のIASP国際疼痛学会で以下のように定義されています。
An unpleasant sensory and emotional experience associated with, or resembling that associated with, actual or potential tissue damage
(引用:IASP Announces Revised Definition of Pain「International Association for the Study of Pain」)
日本語訳
組織損傷が実際に起こった時、あるいは起こりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験
(引用: 慢性の痛み情報センター「慢性疼痛とは?」)
簡単にまとめると「痛みは体へのダメージによって生じるものであるが、ダメージがなくても生じるものでもある」という意味です。つまり、外部からの刺激(ダメージ)だけでなく、外部からの刺激がない=内部からの刺激も痛みの原因になるということですね。
痛みには3種類あります。以下の表の左側部分にご注目ください。
画像引用元:心身健康科学「身体的アプローチ 体性痛と内臓痛」
先ほどの定義で説明すると「侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)」は体そのものへのダメージによる痛みです。わたしたちがよく経験する切り傷や打撲、骨折や炎症、やけどなどが原因の痛みですね。イメージしやすい痛みだと思います。
体の表面へのダメージは「鋭い痛み」として感じやすく、内臓へのダメージは「鈍い痛み」として感じます。
(参考元ホームページ:日本ペインクリニック学会)
神経そのものにダメージを受けることで感じる痛みを「神経因性疼痛(しんけいいんせいとうつう)」といいます。具体例は、帯状疱疹の後の痛みや糖尿病の合併症、手足の切断後の痛みなどです。
一方、最近注目され始めた痛みとして「心因性疼痛(しんいんせいとうつう:心理社会的要因にょる痛み)」があります。「心因性疼痛」は体そのものへのダメージがない、もしくは治っているのにもかかわらず生じる痛みのことで、ストレスなどが大きく影響する痛みです。
痛みは治療に伴って改善するものがある一方、なかなか治らずに長引くこともあります。3か月以上長引いた痛みを「慢性疼痛(まんせいとうつう:慢性の痛み)」と呼びます。
慢性疼痛の原因は、長引く体や神経へのダメージや心理社会的要因(ストレスを含む)などです。痛みが長引いた際の心理社会的要因について、以下の図をご覧ください。
(引用元:慢性疼痛治療ガイドライン)
心理社会的要因が大きくなると治療が難しくなり、多方面からのアプローチが必要になります。体のメンテナンスだけではなく、心のメンテナンスも必要になるのです。
心のメンテナンスに関連するコラムは▼コチラ▼
鈍痛がある場合にまずするべきことは、病院の受診です。避けなければいけないのは緊急性の高い疾患を見逃してしまうことです。治療を受けることで痛みの消失や軽減につながることも多いので、まずはきちんとした診察を受けましょう
診察で行われる検査の例を示します。
問診 | 視診 | 触診 | 打診 | 画像検査 |
神経学的所見 | 歩行姿勢 | 血液検査 | 尿検査 | 神経伝達速度検査 |
痛みの原因が1つなのか複数あるのか、他の要因がないのかなどをチェックします。
ここからは鈍痛の原因としてよくある疾患をご紹介します。
お腹の鈍痛は、内臓に関する痛みの可能性が高いです。表面からではわからないため、早めに診察を受けましょう。
疾患名 | 特徴や症状 |
腸炎 | ウイルスや細菌などが大腸や小腸に炎症を起こし、腹痛、下痢、嘔吐、血便などの症状が出る。 |
胆管炎 | 結石などで胆管が狭まったところに、細菌感染などが起こって発症する。症状は発熱、黄疸、右上腹部痛など。 |
胆石症 | 胆汁の通り道である胆のうや胆管にできる結石により、引き起こされる病気。
症状はみぞおち~上腹部痛、嘔吐、吐き気、発熱など。 |
腫瘍(大腸がん、十二指腸腫瘍など) | 腫瘍の場所に応じた腹痛や嘔吐、血便などの症状が出現する。 |
急性膵炎 | 膵臓に急激な炎症が起こる病気。膵臓でつくった消化液が、膵臓自身を消化して、急な上腹部痛、嘔気、嘔吐、食欲不振などの症状が出る。 |
病気の治療とともに、痛み止めなどで薬物治療します。
お腹の鈍痛に関連するコラムは▼コチラ▼
お尻の鈍痛を生じる病気の例を示します。
疾患名 | 特徴や症状 |
腰椎椎間板ヘルニア | 背骨の骨と骨の間にあるクッションである「椎間板」が、なんらかの原因で外に飛び出して神経を圧迫する病気。症状はふとももや腰、お尻の痛み、足の動かしにくさなど。 |
変形性股関節症 | 股関節の軟骨がすり減って、脚を動かす時の痛みや動かしにくさなどが生じる病気。動き始めにももの付け根が痛む、段差が上がりづらいなどの症状がある。 |
どの病気も短期間での改善は難しく、ある程度の期間継続して治療を受ける必要があります。
胃やみぞおち付近の鈍痛は、胃、食道、十二指腸などの病気が考えられます。
疾患名 | 特徴や症状 |
機能性ディスペプシア | がんや潰瘍など、臓器自体のダメージがないにもかかわらず、胃の痛みやもたれ感などが出る病気。 |
胃炎 | 胃の粘膜に炎症を引き起こす病気。急性胃炎と慢性胃炎がある症状は腹痛や出血嘔吐など。 |
食道がん | 食道の粘膜にできるがん。症状は食べる時の胸の違和感や食べ物が使える感じ、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなど。 |
胃がん | 胃の粘膜にできるがん。症状は胃の痛みや違和感、胸焼け、吐き気、食欲不振など。 |
胃潰瘍・二指腸潰瘍 | 胃や十二指腸の粘膜が荒れる病気。原因はピロリ菌、ストレス、喫煙、アルコールなど。症状は胃付近の痛みや胃からの出血、血便など。 |
胃の痛みは「ストレスによるものだろう」と思われがちですが、内臓の病気が原因のことも多いです。
ご高齢の方のかかとが痛む場合は、骨にヒビが入っているサインかもしれません。加齢に伴い骨粗しょう症(骨の強度が弱くなる病気)になると、転倒などのハプニングがなくても骨折していることがあります。
くるぶしやつま先に激痛がある場合は、痛風が疑われます。また、リウマチでも痛みが出ることがあります。
疾患名 | 特徴と症状 |
痛風 | 血液中の尿酸の値が高くなり、足の指やくるぶし、かかとなどに激痛が生じる病気。 |
関節リウマチ | 手の指、手、肘、肩、膝、足首、足の指など全身の関節に炎症を起こす病気。症状は関節付近の痛みや腫れなど。 |
どちらの病気も長期にわたる治療が必要です。リウマチは放っておくと骨のダメージが進むため、早めに受診しましょう。
治療できる病気が原因の痛みは、痛み止めなどの薬物治療と並行して根本的な治療が重要です。
長引く慢性の痛みは、複合的な要因がからんでいて完治を目指せないこともあります。その場合は、薬の治療だけではなくて生活全般、多方面からの対策が大切です。痛みを軽減して、生活の質を改善させることを目標にするのです。
鈍痛治療の種類としては以下の4つの治療法が挙げられます。
それぞれの治療についてご説明します。
薬物療法とは、痛み止めによる治療のことです。副作用に配慮しながら薬の量を調節します。
神経ブロックは、痛む部位の神経に麻酔薬などを注入して、痛みを感じにくくする治療です。神経障害性疼痛の治療などに用いられます。
痛みの原因に心理社会的問題が関与している場合には、心理療法で痛みの軽減が見込めます。リハビリと並行して行うこともあります。
リハビリによって体の働きや構造を改善することで、痛みの改善が期待できます。リハビリ内容は、温めたりけん引したりする物理療法、実際に運動する運動療法などです。
長引く鈍痛がつらくて動かないでいると、体全体の痛みが悪化する可能性が高まります。
💬「でも動くと痛い」
💬「病院にわざわざ行ってリハビリしてもらうのはおっくう…」
たしかに鈍痛を抱えている状態で体を動かすと痛みがひどくなることも考えられます。しかし、体を動かさないことには鈍痛対策で重要な「運動」ができないことも事実。「痛くて動けない」⇒「動かないと鈍痛が悪化する」という負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高くなります。
そこでこの章では、痛い時にオススメの運動や、鈍痛を抱えている状態のままで運動する際のポイントをご紹介します。ぜひチャレンジしてみましょう!
痛みがある時の運動で大事なのは、無理をしすぎないことです。ついついやりすぎてしまうと痛みの悪化につながりかねません。
負荷が少ない運動としてオススメなのが以下の5つの運動です。
負荷が少ない運動とはいえ、水泳やウォーキングはわざわざ外出しなければならず、健康な方でも継続しにくいですよね。
また、足ふみ運動にしても、下半身に鈍痛を抱えている場合は運動器具や健康補助器具を使用するのが難しいといったデメリットもあります。
継続しやすい運動としてオススメなのが、自宅でできる運動です。
「座ったままできるストレッチ」や「ながら運動」、「動画を観て行う体操」など、楽しく続けられるものを見つけましょう。
船橋市のホームページに、自宅でできる体操がいくつか紹介されていました。ぜひ試してみましょう。
船橋市公式ホームページ「自宅でできる!運動習慣づくり」
長引く鈍痛治療のサポートには、健康器具を使った運動もオススメです。『あしふみ健幸ライフ』であれば、自宅で座ったまま貧乏ゆすり運動が行えます。
主治医の先生に相談のうえ、薬などの治療と並行して行うこともできます。鈍痛に対して総合的に効果を上げられることでしょう。
とくにオススメなのが、鈍痛のために体を動かさないでいたことで膝や股関節の痛みや腰痛が出てきた方です。
関節周りや筋肉が固まって動きにくくなっていても、『あしふみ健幸ライフ』を使ったあしふみ運動によって、ゆるめてほぐす効果が見込めます。痛みを軽減しながらのトレーニングをサポートしてくれることでしょう。
使い方はいたって簡単。座って足を乗せて動かすだけです。
わざわざ外出したり動画を観たりしなくても気軽にできるので、運動習慣をつけたい方にぴったりです。テレビを見ながら、ソファで休みながらなど、少しずつ使用時間、運動時間をのばしていきましょう。
鈍痛はなによりも医療機関での診察が優先順位1位です。そして適切な治療を行ない、鈍痛の根治、痛みの軽減を図ることが重要です。
鈍痛は治ったからといって対策していないと、ほかの部位に痛みが現れることがあります。鈍痛の痛みを知っているからこそ、事前の対策=運動を習慣化することが重要です。
『あしふみ健幸ライフ』は鈍痛治療中の運動習慣サポートだけでなく、鈍痛完治後の再発防止対策としても活用できる健康補助器具です。
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