2025.04.24 股関節

前かがみ姿勢がラクに感じたら要注意!股関節のつまりと歩きづらさの関係

「最近、前かがみの姿勢のほうがラクに感じる」
「股関節が詰まっているような違和感がある」

などと気になってはいませんか?

その原因は、年齢による筋力の低下だけではありません。

「前かがみ姿勢(前傾姿勢)」のクセが、知らないうちに股関節の動きを悪くしていることがあるのです。

結論から言うと、前傾姿勢を整えることで、股関節のつまり感はやわらぎます

身体のバランスが整うと、歩きやすさや疲れにくさにもつながります

この記事では、

  • ・なぜ前傾姿勢が股関節をつまらせるのか
  • ・ご自宅でできるやさしいセルフケア方法

を、わかりやすくご紹介します。

「年齢のせいかな」とあきらめず、今日から少しずつ体をラクにしていきましょう。

 

前傾姿勢とは?特徴とチェック方法

そもそも前傾姿勢とは?について、特徴と自分でチェックする方法をお話しします。

前傾姿勢の特徴

前傾姿勢とは、体が常に前に倒れた状態を指します。

日常の中で無意識にこの姿勢になっている方も多く、おもに以下のような特徴が見られます。

  • ・上半身が前に傾いている

  • ・体の重心がつま先にかかりやすい

  • ・腰を反らせてバランスを取っている

前傾姿勢がクセになると、腰や股関節にしらずしらずのうちに負担をかけてしまいます。

自宅でできる簡単な前傾チェック

「自分は前傾姿勢かも?」と気になった方は、次のようなチェックをしてみてください。

鏡を使ったチェック方法

①全身が映る鏡の前に、横向きでいつもの姿勢で立ちます。

耳・肩・腰・膝・くるぶしが一直線になっているのが正常な状態です。

もし、頭やお腹が前に出ていたり、腰だけが後ろに反っているように感じたら、前傾姿勢になっているサインかもしれません。

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前傾姿勢が股関節に与える悪影響

前傾姿勢が続くと、腸腰筋(インナーマッスル)が縮まりやすくなり、固まってしまいます

さらに股関節の前側が圧迫され、血流も悪くなりつまりがでやすくなるのです。

股関節のつまりを放置すると、足を上げにくい、歩くときにスムーズに動かないなどの違和感が出てきます。

やがて腰痛やひざの痛みに発展することも少なくありません。

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前傾姿勢がクセになる理由

前傾姿勢がクセになってしまう理由を大きく3つに分けて解説します。

  • ・座りすぎの生活習慣
  • ・筋肉の柔軟性の低下
  • ・抗重力筋の衰え

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

座りすぎの生活習慣

座ってパソコンやスマホを見る時間が長くなると、自然と背中が丸まります。

また長時間座りっぱなしでいると、お尻やお腹まわりの筋肉が弱り、骨盤をまっすぐ立たせる力が不足します。

すると、体を正しい姿勢で支える力が低下してしまいます。

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筋肉の柔軟性の低下

腸腰筋やもも裏(ハムストリングス)が硬くなってくると、骨盤や股関節の動きが制限され、姿勢が崩れやすくなります。

骨盤の歪みにくわえ、太ももの前側(大腿四頭筋)ばかり使っていると、さらに前に引っ張られてしまうのです。

抗重力筋の衰え

高齢になると、抗重力筋(こうじゅうりょくきん)と呼ばれる、姿勢を支える筋肉が衰えやすくなります
これが前傾姿勢の大きな原因のひとつです。

抗重力筋は、重力に逆らって体をまっすぐ保つ筋肉のこと。おもに、脚・お腹・背中・首などにあります。

特に大切なのが次の2つの筋肉です。

腸腰筋(ちょうようきん):骨盤を正しい位置に戻し、上半身と下半身をつなぐ

 

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):背骨に沿って姿勢をまっすぐ保つ筋肉

これらの筋肉は年齢とともに弱まりやすいため、意識的に動かしたり鍛えたりすることが、姿勢改善のポイントです。

 

前傾姿勢をリセットするエクササイズ4選

前傾姿勢が続くと、股関節がつまりやすくなってしまいます。

股関節のつまりを放置すると、歩行や日常の動きにも悪影響を及ぼすので、早めに前傾姿勢を解消しておきましょう。

ここからは、前傾姿勢対策としてエクササイズを4つご紹介します。

  • 1.太もも付け根ほぐし
  • 2.股関節前側のストレッチ
  • 3.骨盤起こしエクササイズ
  • 4.足踏み運動

1)太もも付け根ほぐし

前傾姿勢で固まりやすい、股関節の前側(腸腰筋周辺)をゆるめます。

①床やベッドの上に仰向けに寝る(膝を立ててもOK)
②片方の足を伸ばしたままにする
③もう片方の太もも前側に両手を添える(付け根に近い場所)
④息を吐きながら、やさしく押しながら揺らす。または、 円を描くようにさする(30秒ほど)

ポイント:

・痛気持ちいい程度でOK。ゴリゴリ押さないよう注意。

2)股関節前側のストレッチ

①立った状態で、足を前後に大きく開く(前足は膝を軽く曲げる)
②後ろ足のかかとは浮いた状態でOK。膝は伸ばす
③骨盤をまっすぐ前に向けたまま、少しずつ体重を前に移動(前足側へ)
④股関節の前側が伸びている感覚を30秒キープ
反対側も同じようにおこなう

ポイント:

・腰が反りすぎないように注意(お腹に少し力を入れる)
・バランスが不安な方は、壁やテーブルに手を添えておこないましょう

 

3)骨盤起こしエクササイズ

前傾姿勢で後ろに傾いた骨盤をまっすぐ立て、姿勢を整えます。

①背もたれのある椅子に浅く座る(足の裏は床にしっかりつける)
②背筋を軽く伸ばして、手は太ももに置く
③ゆっくりと、骨盤を前後にゆらすように動かす
※「猫背(骨盤が後ろ)」→「反り腰(骨盤が前)」を行ったり来たりする
④最後に、おへそがまっすぐ前を向いている位置で止める(これが骨盤が立った状態です)

ポイント:

・無理に背中を反らさず、骨盤の動きだけに意識を向ける
・動きは小さくてOK。呼吸を止めずにおこないましょう

 

4)足踏み運動

股関節をやわらかくし、血行をよくするのにおすすめの運動です。

① 背もたれに寄りかからず、イスに浅めに座ります
② 背筋を伸ばして、左右の足を交互に軽く持ち上げましょう
③ 足は高く上げすぎなくても大丈夫。
太ももが少し動くくらいでOKです

目安: 30秒〜1分ほど

ポイント:
・リズムよく足を動かしながら、ふくらはぎや太ももがじんわり温まってくる感覚で。
・テレビを見ながらでもできるので、毎日の習慣にぴったりです。

 

「あしふみ健幸ライフ」で前傾姿勢も股関節のつまりも同時に整えましょう

前傾姿勢や股関節のつまりは、放っておくと腰や膝の不調につながりやすいもの。

でも、毎日少しずつ足を動かすだけで、体はしっかり変わっていきます。

あしふみ健幸ライフ」は、座ったままの足踏み運動を習慣にすることで、姿勢の改善や血流促進をやさしくサポートします。

股関節をほぐすと同時に腸腰筋も鍛えられ骨盤が整うので、姿勢の改善と股関節のつまり対策におすすめです。

最大の特長は、特許取得済みの振り子の力を使った仕組みです。
ごく軽い力でも、自然に足が動き出します。


テレビを見ながら、読書をしながら、気づけば自然に足が動いている。
そんな「ながら運動」だから、運動が苦手な方でも無理なく続けられます。

体力や筋力に自信のないご高齢の方や、足腰に痛みがある方でも「これなら続けられる」というお声をたくさんいただいております。

まずは、できることから。
前傾姿勢や股関節のつまり感対策を、今日からはじめてみませんか?

 

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